ほっけのブログ

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蒸気機関を作る話 ボイラー編

こんにちは,ほっけです.

 

ボイラーが完成しました.

 

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110ccの縦型ボイラです.

センターフリューに水管追加という欲張りセットになりました.水位が低下すると危ないかもです.

 

以下,制作過程と各部詳細です.

 

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銅板を焼いて

 

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冷やすと

 

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柔らかくなってハサミでも切れるようになります.

 

今回は0.5mm厚の銅板を使用しました.

本当は1mmのものが欲しかったんですけど,近所のホームセンターで扱っていませんでした.

 

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加工して

 

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煙管も作って

 

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Φ8銅パイプの水管を挿して

 

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こうして

 

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同じく0.5mm厚の銅板を丸めて本体にして

 

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はんだ付けして

 

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はんだ付けしました.

 

この段階で隙間が無いかチェックしておきます.

蓋を付けてしまうと修正できませんからね.

 

 

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やっぱり漏れました.

 

該当箇所を修正した後,念のため内側からJBウェルドを盛っておきました.

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これにて漏れはなくなりました.

 

 

 続いて蓋の部分です.

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同じく0.5mmの銅板を曲げて穴をあけたら

 

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いろいろ付けます.

 

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オートウェルドで接着.

 

左から安全弁,注水口,蒸気弁,エアテスト等用のパイプです.パイプは省スペース化のために作り直したので先の写真とは違っています.

 

 

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継ぎ目の強度が不安だったので0.2mmの真鍮板でバンドを製作しました.効果のほどは不明ですが見た目のアクセントにはなりました.

 

 

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 煙管に蒸気のパイプを貫通させた,なんちゃってスーパーヒータです.これも効果のほどは不明ですがかっこいいからヨシです.

 

 

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ボイラー下部です.左の小さな切り欠きはフレームとの固定用で計3箇所あります.右の大きめの切り欠きは点火のチャッカマンのためです.

 

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本体との固定の様子.

 

 

 

 

 続いて付属する部品の紹介です.

 

 

蒸気弁

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これが中で回転することで開閉を切り替えます.完全に空気を遮断することはできませんが問題はない程度です.

 

 

安全弁

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ばねで押し付けています.機能するかはわかりません.無いよりはマシかと.

 

 

 

ボイラーの制作にあたり,主な接着方法をはんだ付けとしたわけですが,使用したハンダの融点が216~227℃であること,またそこまで高い圧力はかからないだろうという判断からです.

今のところ問題は見られません.