これまでの話
前回の最後に発覚した遮光板排出できない問題は無事に解決しました。私ってば天才!

また、別の個体でもテスト撮影をしたところ同様にピント位置が若干ゃ手前に寄ったのでフィルム面位置を調整しました。

生産段階での追い込みの余地はありますが、設計としては十分に機能すると判断し、開発完了とします。

意気揚々と撮影テストに出かけたところ、盛大に光漏れしました。太陽光って強いんだなぁ。部屋の照明では気づけなかったポイントです。修正します…
RICOHFLEX instax back V1
マトモに使えるものができました。こんどこそこれにて開発終了とします。



撮影
準備

アクセサリとして、NDフィルター(ND4)を購入しました。テキトーにアダプタを作成しワンタッチで付け外しができるように。これでISO800のチェキフィルムをISO200相当で運用できます。シャッタースピードが限られるリコーフレックスには是非欲しい装備です。

RICOHのネックストラップも入手。カメラ屋を何店舗か回りましたが、やっぱりフジヤカメラがいちばん欲しいものがありますね。

また、ケーブルレリーズも併せて購入。本体に触れずにシャッターが切れ、またシャッターのロックもできるので、バルブ撮影での長時間露光が容易になります。見た目がツウで気に入っています。
作例
快晴の屋外からほの暗い店内、さらには夜景まで、様々な条件で撮影してきました。
カメラの性能によってチェキフィルムのポテンシャルを引き出せたのではないでしょうか。

ss1/500 f8 ND4

ss1/500 f11

ss1/250 f5.6

ss1/50 f3.5

ss1/50 f3.5

ss20" f16 ND4

ss1/5 f3.5

二重露光
設定失念しました。

ss1/50 f3.5
被写体が近くて絞り開放だとピント合わせがかなりシビアになり、ピンぼけを量産してしまいました。ピントと構図のどちらをより優先したいかの判断になりますね。
センサーサイズで言えばフルサイズの3倍ですから、被写体深度の浅さったら…そりゃねぇ。
目標達成した?
その1で立てた目標が3つありました。
1.可逆的な改造であること
2.撮影の手間が少ないこと
3.見た目に美しいこと
これらを順にみていきます。
1.可逆的な改造であること
この改造キットの使用方法ですが、
まずは通常の120フィルムの撮影と同様に中枠を取り出します。続いてファインダーフードを外します。このとき、裏蓋も同時に外れます。
改造キットを組み込み、ファインダーフードを戻します。
必要な工具はマイナスドライバー1本、さわるネジはたったの4本。
カメラ本体の改造は一切しません。120フィルムで撮りたくなったら、いつでも元に戻せます。
2.撮影の手間が少ないこと
フィルムカメラでチェキフィルムを使うには一般にはダークバックと現像用のチェキ本体が必要ですが、今回製作したキットはリコーフレックス本体のみで現像までの撮影の全工程が完結します。
通常どおり撮影(露光)したら、裏蓋右側のレバーを押し上げます。いちばん上まで押し上げたまま、巻き上げノブを回します。1/3回転ほどでノブがロックするので、レバーから手を離します。さらにノブを回せばチェキフィルムが出てきます。
3.見た目に美しいこと
元のノブや裏蓋のロック機構などをそのまま利用し、美しく仕上げることができました。
本体から著しくはみ出したりシルエットを崩してしまうインスタントバックが多い中、かなり純正みのある外観になっていると自負しています。
実は似たようなコンセプトの製品は世の中に存在しており、特にHasselblad用のインスタントバックはオープンソースのものをはじめクラウドファンディングのものまで様々あるようです。
しかし、いずれもカメラから大きくはみ出しており、ゲテモノ感が否めないんですよね。構造上仕方ないのですが…
また、焦点距離(フランジバック)の問題から、レンズに手を加える必要があるなど、本来の性能を発揮できない場合があるようです。
これらの問題を全てクリアできた点でもRICOHFLEXという機種選定は大正解だったと言えます。
この改造キットのスペックなどについては次回から詳細に記していきます。
ではまた。
つづき↓
hocke.hatenablog.com